2024.08.12 11:21LMM3改その1HHMMF2024のフィードバックを受け改造に着手。長時間運転で流量が低下する課題があり、ポンプの能力いっぱいでの使用から液体金属の乳化によるパイプ内の圧損増大が原因と推定した。ポンプ能力をUPすれば解消すると考え、能力1桁UPのポンプに変更。結構な大きさのポンプになったためケースは再設計。ポンプ作動音が激減してヨシヨシと思うも、今度は流量多過ぎ。ポンプ回転を低速にし過ぎるとトルク不足で止まってしまい、思った流量に合わせられず。5ml/minくらいの蠕動ポンプどこかにないのだろうか。とりあえず、それでも動作に問題はないのでそのまま耐久運転へ。5時間動作でも大きな問題は発生してなさそう。これなら、今度のMFT2024で2日間いけるかも。でもちょっと駅の濁...
2024.06.15 16:54LM3 1号機改 液体金属マーブルマシン1号では液体金属粒の落下速度が早すぎたので羽を増やして速度を抑制したつもりがこの結果。羽の角度を精密に作り込まないと安定した動きにならないのかな。作動初期は出口部にLMが溜まって大きな粒のまま分裂することなく落ちていたのが、何がどう変化したのか、その後はこの小さな粒群の状態。出口部にLMが溜まらずに出ている。相変わらず思うような動きにならないけど、そこが面白いかも。さて次はどんな見せ方しようかな。
2024.06.01 10:59LMM2浜松マイクロメーカーフェア2024への出展が決まりましたので、試作を急ぎ2号機を作りました。LM(液体金属)の動きや大きさを制御するのはなかなか難しい。水の抵抗、土台との接着性、表面張力による変形、など色々なパラメータがあるし、弾むって、、。試作を続けて経験を積むしかないのかな、、当初、思い描いていた2号機の構想は4回の試作失敗を経て保留中。その次の構想を前倒しして試作したのが今回の品。それでも予想の挙動と違っていた、けど、まあこれも有かなと思い完成としました。
2024.05.03 12:36液体金属マーブルマシン1号前回の原理検証(初号機)を経ていくつか作ってみたいイメージがあるのですが、まずはこんな感じの物を。水の中なのに思ったより液体金属が弾むのが面白いですね。組み付け段取りの課題やちょっと落下速度が大きく、もっとゆっくり落ちるようにするなど色々な改良点も出すことができました。現在それらのフィードバックを入れ2号の試作を進めています。
2023.06.06 09:07氷彫刻刀ver.5 最終形態に近いと思っていた氷彫刻刀、今回はマイナーチェンジに合わせ、初のパーツ外注化。JLCPCBにてヒータ制御用のPC基板と筐体をオーダーしました。初めてのPC基板作製用フリーソフト(PCBE)に悪戦苦闘しながら作ったPC基板がこれ。PCBEの操作方法はユニクラフトさんのHPを参考にしました。短納期、低価格。組み付けの段取りが圧倒的に楽になりました。ユニバーサル基板を使った時のようにリード線や錫メッキ線の引き回しがなく、誤配線もありません。まだ少し外付け素子があるので次回はそれらの組み込みも考えます。
2023.05.06 17:24彫刻台の自動回転機構MFK2023では専用の撮影ボックスと回転ステージを用意、彫刻体験後に彫刻台ごと回転ステージに乗せて作った作品の見栄えの良い方向からの写真撮影や回転させることで雰囲気が変わることを楽しんでもらいました。しかし、ここで課題が発生。回転ステージに彫刻台を乗せるために彫刻台の電源ケーブルを抜いたところ、1分内に不安定な形で固定した氷は台から外れて傾いたり落ちたケースが2件。電源OFFで氷は固定できなくなるけど数分は持つかなと甘い期待だった。そこで、回転ステージを止め、彫刻台を自動で回転させる機構を作製、これなら電源を入れたままで回転できる。動画撮影するとギヤ音がちょっと気になるかも。次回展示までにはまだ時間があるのでそれまでにはギヤ部をボックス化するかタミヤ...
2023.04.06 09:19Maker Faire Kyoto 2023向け準備中関西方面では初めての出展です。氷彫刻刀、スタンド共に改良を進めています。特に氷彫刻刀は大幅に仕様を変更、外付けのコントローラを内蔵させ見た目もすっきり。ただ、刃先の温度が表示されないので自分としては不安ですが、温度を気にする人は今まで皆無だったのでユーザとしては不要と判断。彫刻刀の先端部に取り付けたLEDの赤、青、消灯の3パータンで温度状態を確認できるようにしました。下の写真は試運転中に彫刻した物。球状の氷から溶かし出しました。
2023.03.04 15:10最終形態に近い?過去の展示会のフィードバックとMFKyoto2023に向けて、こおり彫刻刀と彫刻台をアップグレード。主な改良点 彫刻刀 ・パワー不足を補うためにで電源電圧を5V→9Vへ ・コントローラを内臓化(それに伴い、) USBコネクタと温度表示コントローラを廃止 彫刻刀先端にLED(赤、青)を設置して彫刻刀の状態を表示 温度ヒューズ取付け ・ON/OFFスイッチ取付け ・全長を115mmと長くして持ち易い形状に彫刻台 ・自作ベアリングを中華製回転プレートへ ・彫刻刀へ給電できるようにコネクタ増設展示会でまたフィードバックがあるのだけれど、個人的にはかなり最終形態に近い形になったと思っている。彫刻台をサーモビュアで見たらちょっと冷却不足だったため...
2023.01.04 14:00TICコントローラの更新 MFT2022とOMMF2022の展示でいくつかの改良点が抽出できたので、まずは氷の切れ味の鈍りを改善するため新しいTIC(サーマルアイスカービング)コントローラを作製。新しいと言っても先代と外観はほとんど変化していない。切れ味の鈍りは刃先温度の低下なのでヒータのパワーを上げれば解消できる。現行のヒータに供給している5Vを9Vや12Vにすればいい。電源や接続ケーブルの入手のし易さから5Vで進めてきたけど、電圧アップは内蔵しているDC-DCコンバータを無くせるメリットもある。使っているデジタルサーモスタットが12V仕様なのでやむなく5V->12VのDC-DCコンバータを入れていた。デジタルサーモスタットが9Vで動くことは確認済みなので9Vで進める...
2022.08.07 09:40第三世代氷彫刻台MFT2022向けに新たに彫刻台を作りました。右から第1、第2、第3世代です。基本構成はどの世代も同じですが、第1世代はまだ3Dプリンターが使えず、100均頼りでした。第2世代は別記事にも書きましたが、第1世代を使ってもらった方やMFT2020でのコメントから台を回転できるようにしました。第3世代はフル3Dプリンターでの作製です。中に入っていて見えませんが回転機構を支えるトラストベアリング構造も3Dプリンターでつくりました(まだ要改造ですが)。下部の固定台部分が小型化できました。第3世代彫刻台の内部はまたの機会に紹介します。それではMFT2022で使ってみて下さい。改良か所の抽出にご協力いただければと思います。
2022.06.12 13:21没になった替刃型氷彫刻刀サーマルアイスカービング(TIC)をやっていて刃先の細い彫刻刀が欲しいと思い、2つ作りましたが簡単に刃が折れて使えなくなりました。(結構めげます)そこで刃交換タイプの彫刻刀を作ろうとあれやこれや考えたのですが、どうも上手く行きません。彫刻刀を作る上での1つのポイントは電気ヒータの熱を熱抵抗少なく如何にうまく刃に伝えるか、と考えています。刃先の材質がグラファイトをベースにしているので電気を流せます。つまり通電すれば刃先そのものが発熱するので最も熱抵抗が少ない方式になると思い付きました。調べると刃先を通電する方式はすでにあり、ホットカッターで検索すると沢山出てきます。5秒で600℃って、氷なら瞬間蒸発?、溶けた場所からものすごい勢いで高温水蒸気を噴出、氷を...